2013年8月11日日曜日

ムスリムの祭日

先週の金曜日8/9は、ムスリムのラマダーン関連の祭日でした。
州の休日に定められていてだんなさんの会社もボランティアに行っている学校もお休みでした。

ラマダーンの期間は食事制限が設けられていて日中食べられないらしいですが(ムスリムの知り合いがいないのでわからない)、そのラマダーン明けのお祭りをする祭日らしいです。毎年日にちの変わる祭日だそうです。

祭日は、Wiki によると、「イド・アル・フィトル (Eid al-Fitl) 」という名前です。インドでは約13%はイスラム教信者(ムスリム)なので、ムスリムの方々の習慣を心に留めておくといいかもしれません。

なぜなら、私は中心地から離れたバンガロールの北に住んでおり、ニュー・ベル・ロード沿いの地元商店街にたまに買い物に行きますが、お店の多くが金曜の午後は休みだったりします。ムスリムでは金曜は礼拝の日となっているためです。うっかりスーパーで買い忘れたものを家の近くで買おうとして、お気に入りのお店が閉まっていた!なんてことも時々あります。

また、ムスリムの人たちは食べ物に制約があります。イスラム法上で食べられる物をハラールと言います。肉屋でHalal(ハラール)と書いてあるのはムスリムの人が食べても問題ないことを示すためです。日本再興戦略で2030年までに3000万人の観光客目標を掲げる現在の日本では、イスラム圏の観光客を増やすため、このハラールに対応する宿泊施設なども出てきていると報道されていました。

このハラール、調べてみると面白くて、動物の餌もハラールに違反しちゃいけないとか屠畜時にムスリムが殺すとか、決まった文句を唱えるとか、殺し方も鋭利な刃物で喉を横に切断とか電気ショックは好ましくないとか細かく決まっているのです。

運転手によると、イド・アル・フィトルはムスリムの人々にとって最大の祭日だそうです。
また、Wikiによると、祝い方は国によって若干差があるようです。インドの場合は、その前日が Chaand ki Raat と呼ばれ("Night of the Moon"、月の夜という意味) お買物を楽しみ、若い女性は Mehndi または henna (一時的な刺青のようなもの、日本ではへナアートとして有名)を施しカラフルなバングルを身につけるそうです。

この日は新しい服などのプレゼントをもらえたり子供はちょっとしたお金をもらえるようです。プレゼントやお年玉など日本でいうお正月、キリスト教のクリスマスに近い印象ですね。

オリオンモールに出かけましたが、そこに Eid Mubarak と書かれた看板を見かけました。これはイドをお祝いする伝統的な言葉だそうです。また、ZARAなどがセールを実施していて、たくさんの人で賑わっていました。

イスラム教信者は2009年の統計によると世界で15.7億人いるのだそう。彼らの習慣を知ることは世界71億人の約20パーセントのライフスタイルの一部を理解すること。そう考えるとこのイドを覚えておかなきゃと思うのです。

↓インドに住んでいても、あまり身近じゃないムスリム。でもその存在は無視できないのです!応援よろしくです~♪
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