2013年5月28日火曜日

水への思い

住んでいるアパートに節水に関する回覧が回ってきました。バンガロール全体での水不足解消に協力してもらうための呼びかけです。海に囲まれ水の豊富な日本でも、特定の地域や時期には水不足になる時期がありますよね。日本より乾燥し、インフラの整っていないインドでは水不足は特に深刻で、各州の政治的な課題にも水の確保が取り上げられます。

インド映画でアカデミー賞候補になった「Life of Pi」は海に漂流する話ですが、プールや海での水の中の様子がとても幻想的に描かれていて、インド人にとって水を満身に浴びることは一種の憧れ、ステイタスなのではないかと感じました。

先日ボーリングに行ったときにもなんだか同じように感じました。というのも、ボーリング場のインテリアが深海をイメージしたものだったのです。うす暗く青く光るレーン。雑音に溢れ底抜けに明るい外とは対照的なひっそりとしたブルー。ピカピカに明るい日本のボーリング場とは対照的です。そういえば The Lalit Ashok Hotel のバーもボーリング場と同様の青い内装でした。

若者が集まりそうなボーリング場やトレンドを牽引する富裕層が集まるホテルのバーにこのような青いインテリアが使われていることを考えると、インドでの洒落たイメージの一つに、水のイメージが重なると言えそうです。

ところで、インドでは、水道水は雑菌がありすぎて信用できないことから、20Lタンクなどの水を購入して利用するのが一般的です。そういう事情から、日本と同様の調理方法は断念しています。たとえば、ほうれん草を茹でた後に水にさらしていませんし、麺類を茹でた後もたくさんの水にはさらしていません。これらのやり方は水の豊富な日本だからこそできる調理方法だと実感しています。限られた水でできる調理方法にアレンジして作る柔軟性が必要になりそうです。また貧しいインド人が水をケチって使うことにも一定の理解が必要だと思います。

駐在員マダムの集まりに行くと、おかしなメイド・ドライバーの話でもちきりになります。それはそれでとても面白いのですが、私はネット利用者としてのインド人の傾向にもっと興味があって、どのようなビジュアルイメージ(特にインターネット上で)が好まれるのか、さまざまなカテゴリごと(年代、性別、所得、地域、宗教、職業、カースト別)にはどのような傾向があるのか、インターネットの利用動向と絡めてどういうライフスタイル像に分類できるのかわかったら面白いと思いました。NRI(海外居住のインド人)と生粋ドメスティックではかなり違うだろうなというのが今のところの実感ですが、、、。そもそも高所得者層=NRI でいいのかとか。

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