2014年4月15日火曜日

女の友情

私は友達がそれほど多くない。
でも、今回、バンガロールで知り合ったグループには特別に感じるものがある。

それは、並はずれてエネルギッシュな女性に出会ったからである。
彼女のテンションの高さは目を見張るものがあり、一度話しだしたら誰も彼女を止めることはできない。彼女の服のサイズはXL。そしてたぶんハートもXLだと思う。

今日彼女と2人の娘が私のアパートに来た。
とても素敵な手作りのプレゼントを持ってきてくれた。それは手作りのしおりとサンキューレターだ。小さいうちから子供にクリエイティブなことをさせるのはとても良いことだ。私は彼女の子育ての仕方に非常に好感を持っている。

折り紙を見せてほしい柄を選ばせたけれど、それよりも箸の持ち方に興味を示したので割り箸を持ち帰ることになったのが興味深かった。

友人は私にプレゼントを用意してくれていた。混合色パールのネックレスと七宝焼きのようなイヤリングだ。イミテーションパールは日本人の服に合うような淡い色合い。ピアスホールが無い私にクリップのイヤリングという心遣いも忘れない。インドではクリップのイヤリングは見たことがない。どうやって手に入れたのだろう。おまけに、お金を払わなくてもいいから残りの日にいつでも英会話教室においでと言うのだからたまらない。私はお願いだからお金を取ってくれと懇願した。

彼女は自分の英会話スクールを設立し自らも講師として教える小さい規模ながらも経営者だ。MBAを持っている彼女はスピーチがとても上手い。トーストマスターというスピーチのクラブに属し、コンテストに勝ち残ったりしている。もう一人の友達は祖国イタリアで弁護士として働いた経歴を持つ結構ハイレベルな仲間たちである。自分を振り返るともう少し頑張らなきゃいけないな、と思う。

イタリア人の友達は私がチョコレート好きというのを覚えていてくれて、チョコを買ってきてくれた。手描きの手紙が添えてあり、とても嬉しい気持ちになった。私たちはシンガポールで会うのもいいんじゃないの?と話したりした。そういうのもとてもワクワクする。

夫がいても家族がいても個別の友人を持ち独自に行動する。
私たちはそういう価値観の持ち主だ。一人の時間を大切にし肩書きの無い女を生きる。
どうかこの友情が続きますように!

↓素敵な友達に遭えたインド生活に感謝。応援よろしくです。
にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
にほんブログ村

2014年4月13日日曜日

Kris のオーダーバッグ

バンガロールマダムの間で評判の Kris のバッグ。
インドでは珍しい本革を使ったバッグで日本にもあるような洒落たデザインもあるのが特徴です。

Kris が友達の家に来ることになり、ゴールドのカジュアルバッグを購入しました。
裏面にハンドブロックプリントが押してあるのが特徴です。

そして、そのとき友人が購入した黒い革のバッグと同じものを注文して作ってもらいました。
荷物の多い私にも重宝な A4 サイズも入るもの。
日本に帰ったら通勤に使おうと考えています。
シンプルな作り、裏地が無く、中身がないとへロっとしてしまいますが、そこは御愛嬌。

アパートにバッグを届けてもらったのですが、現金を用意しておくのを忘れて、後日工房までお金を届けに行きました。
(上が工房の写真。棚いっぱいにバッグが置いてありました。)


でも結局、そこで色々な革を見て、もう一つオーダーしちゃったのですけど。笑)
工房はとても遠くわかりにくいので南部に住んでいない限り行くのはおすすめしませんが、加工前の革を見たり、色々な種類のバッグを一度に見れたのは良かったです。

Kris Designs
Phone: 9900904041

↓手作りのぬくもりのある素敵なバッグ。おすすめです。
にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
にほんブログ村




2014年4月8日火曜日

スラム見学

ボランティアしている学校の子供たちの住んでいる地区を見学に行ってきました。

子供と手をつないで歩いて、彼女の小さな手が自分の子供だったらいいのにと思いつつ歩いて、エリアの少し手前でお別れしました。

平日の昼間だというのに、成人男性が多く道端にたむろしています。中にはカード遊びに興じる人達もいました。

先生が二人ついてくれたので、生徒のお家を見せてもらいました。以前見学したメイドの家よりひどい印象でした。片付いていないという点でも。

どんな状況だったかというと、4人の子供と両親の6人がワンルームに生活していました。天井からは裸電球のみ。屋根はトタンでした。トイレは共同。薄暗い家の中は棚に無造作に突っ込まれた古びた衣類や棚には古びたプラスチックのリサイクルした容器が置かれていました。この家のだんなさんは病気で余命わずかなのだそう。

キッチンはワンルームの一角にガスストーブ(ボンベの上にコンロが乗ったようなかたち)のみ。その隣は四角い仕切りのある水場でそこが流しにもシャワーにもなるのです。プライバシーはありません。

外見も簡素ですが、中の作りもとても粗末でした。電化製品もなく、最近かなり普及してきているテレビも無く、室内には汗臭い臭いが漂っていました。床に敷かれたマットも決して衛生的ではありませんでした。

↓自分が先進国に生まれたことはとても恵まれたことだと感じずにはいられません。そして、こういった人たちの生活が少しでも良くなるように支援していきたいと思いました。
にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
にほんブログ村

2014年4月4日金曜日

メイドの言葉

今日メイドの友人が自宅に届け物をしに来ました。
そこで少し話したときに、私のメイドは私のことを好きなのだと言われました。
へー、そうなんだ。
私のお金が好きなのかもしれないけど、なんだか嬉しいなぁ。

そういえば、彼女の口癖は、「マダム、スゥパーブ(superb、最高!)」
どんな時に言っていたかというと、、、

遅くに仕事をしてアパートからの夜景をみたとき、
手伝っている学校でもらった子供たちの手作り Thank you カードを見たとき、
趣味で描いた絵を見せたとき、
きゅうりの縞目剥きを披露したとき
などなど。

新しい服を買ってみせたときなども言っていたかも。

インド人には珍しく、笑顔の絶えない真面目な彼女。
私はなるべく Thank you を言うように心がけて接してきたけど、その気持ちが伝わっていたのでしょうか。インドを離れて彼女に会えなくなるのはさみしいことです。

日本に帰って自宅に一人で居たら、彼女の「マダム、スゥパーブ!」を懐かしく思いだすに違いありません。

→スゥパーブに毎日を過ごしたい。応援よろしくです!
にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
にほんブログ村




2014年4月1日火曜日

手強いインド

今日の North Coffee Morning はガッラガラだった。賞味5-6人の出席者である。
だから集まった人たちとは結構集中して話ができて良かった。
その中には自分で車を運転している人もいたけど(女性でインドで運転というのは尊敬に値する行動)、彼女曰く、運転は戦いよ!(War!と言っていた。)

インド人は長期的な視点でものごとを計画するのが苦手なようである。また業務の引き継ぎや申し送りがきちんとされない。

これが集まった人たちの共通の意見だった。

我々は定期的にコーヒーモーニングを同じホテルで開催しているが、ホテル担当者が驚くほど頻繁に変わり、人が変わる度に、0から説明しないといけないとのことだった。どういう団体でどういう条件で場所を提供してもらっているか嫌というほど繰り返しているらしい。

また、車の運転にしても、自分が一歩譲ることで全体の流れがスムーズになると想像・計画することができず、全員がひたすら突っ込む。誰もが突っ込んで身動きが取れなくなり余計渋滞がひどくなる。

以前、英語の先生になりたい友人に教師をお願いしたことがあるが、スケジューリングが下手で続かなかった。一度決めてもどんどん変更するので相手都合によるキャンセルが続きこちらの勉強にならないからだ。

今通っている英語学校もスケジュールやカレンダーをきっちり発表していない。従って生徒は休日かどうかその都度確認しないといけない。私が思うに、学校側は授業の消化率を把握していないようだ。経営者はMBAホルダーの女性だが内情は火の車だと聞いている。学校は30時間ごとの先払いなので授業がリスケで延びれば次の更新をする時期が遅れ損益分岐点を割り込むからだ。

人間はとかく環境に影響されやすい。世界の人達を見ると、寒い地域に住んでいる人の方が計画性が高い。なぜなら冬の間の対策をきちんとしないと、凍死や餓死をするからである。

その点インドでは道で寝ていても凍死することはないし、米は年2回以上採れるから餓死もない。日本のような地震や津波などの自然災害も少ない。底辺の生活をしてもなんとか生きられてしまうことが逆に、トラブルを予想し回避するための計画をきちんと立てて実行する習慣を生まない現状に繋がっているのだろうか。

インドに進出した企業の中で撤退したという話も多いとのことだった。アメリカ在住だったインド人が家を処分してインド移り住んだにもかかわらず数年でアメリカに戻ったという話も聞いた。インド人やインド人の仕事の仕方は想像以上に手ごわいのだろう。私だって、たった一つのエアコン設置に一カ月かかったのだ。


↓手強いインドの話では、外国人を同士に感じる瞬間でした。応援よろしくです!
にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
にほんブログ村