2014年3月10日月曜日

Women's Day (国際女性デー)を日本でも祝おう!

先週の土曜(3月8日)はウーマンズ・デイでした。
ボランティアに行っているスラムの子供たちを集めた学校では生徒たちのお母さんを集め、ディスカッションを行いました。私は会も終わりかけた時間に少しだけ参加しました。

詰めかけた90人程度の女性たちはグループに分けられ、校長先生が示したディスカッションテーマに対し、それぞれの意見を述べ、後でそれをグループごとに発表しました。女性たちがどのような意見を持っているのかとても興味深い会合でした。

「インドで女性はどのような扱いを受けているか?」という問いに対し、「私たちはマシーンのように扱われている」という意見があり、掃除機、洗濯機、食洗器、冷蔵庫、電子レンジのない彼女らの生活事情を考えると単純作業の家事労働に追われる現実を知る貴重な体験でした。

コミュニティで噂されることを恐れ、悩みがあっても誰にも話さないことも多いのだそうです。最も多い問題が夫のアル中とそれに伴うDVです。夫のDVに耐えきれず自殺をしたり、子供を連れて家を出たという話は数多く聞きます。イベントの前日も母親の一人が家出を試みたのだと話していました。インドでは、夫だけでなく夫の母や姉妹までもが嫁に暴力をふるうことが多いという会話を聞き、非常に驚きました。

現状をどのように捉え、それを変えるためにどうすればいいのか、意見交換がされました。最終的に各グループで出た意見を全員の前で発表し共有しました。

集まった女性たちはこういう機会を持てたことをとても喜んでいるように見えました。お互いに励ましあい、女性はもっと強くなれる!という前向きな意見が出ていました。

調べると、ウーマンズ・ディは、ヨーロッパなどでは大々的に祝われ、女性に花を贈る習慣のある国もあるようですが、日本のテレビを見ていても特に報道はなかった気がします。表参道ヒルズがマーケティングに利用したり、海外の様子を紹介したり、お堅い団体のイベントだったり。もっと自然に普通に祝える日になればいいのに。

2012年のデータによると日本は、OECD加盟の34ヶ国の中で韓国に次いで男女の賃金差が最も大きく、他国の人達と話しても、先進国の割に、社会の中で女性の地位の向上に問題がある国の一つだと感じています。

国際女性デーなんていうネーミングも固いから、私はウーマンズ・ディでいいと思う。
Google のロゴはヘタウマ風の優しいイラストで働く女性の動画が流れるようになっていました。日本ではバレンタインデーのお返しのホワイトデーに近い日で社内のイベントにするには多すぎてしまう状況ではあるけれど、もっと自然に女性が自分たちの社会的地位について話したり、男性が働く女性に感謝の気持ちを述べたり、だんなさんがお料理を奥さんに振舞う日になったらいいのにな!と思います。

あ、この日は日本中の女性が家事をしなくてもいい日になればいいのに!

↓働くことや女性の地位の向上を男性に応援してもらえたら嬉しいな♪
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