現在借りている部屋の契約の際、リビングにのみエアコンが設置されていなかったので、それを新たに取りつけるよう交渉していました。
やっと取りつけることになったのですが、その設置場所などを巡り事態が二転三転し、まだ完結しないまま、、、。
その大まかな内容と流れを記録しておきたいと思います。日本ならば、おそらく1日で終わってしまう内容だと思いますが、さすがインド、日本の常識では考えられない程、物事の進み方が遅いです。
■AC設置担当者来訪1回目
エアコンの設置業者(作業者風の男性2名)がどこに取りつけるか見に来ました。
設置するエアコンの現物は2日前に配達されています。
部屋には、本来エアコン用の配管が有る場所に木製のカバーが取り付けてあり、同アパートの他の部屋ではエアコンがそこに設置してあったという内情を、私は夫から事前に聞いていました。私は、AC業者も当然そういった構造上の事情を理解しているものと思っていました。
ところが、何を思ったのかAC担当者、木製のカバーの話をしたにもかかわらず、別の壁に穴を開けてそこに付けるべきと言いだしました。ん????おかしいぞ。ちょっと待って!
慌てて夫に電話し、指示を仰ぎます。夫の意見は、「ACを依頼したのは大家。こちらからどこに設置するかということは一切言わない」とのこと。賃貸不動産業者に電話してもらい、大家の判断で決めてくれと言うと、木製カバーのうちの1か所に設置してほしいとのことでした。
この日は結局、場所をあーだこーだ言っただけで帰っていきました。
■AC設置担当者来訪2回目
私たちはあくまで賃貸入居者のため、大家の代わりに工事を確認する人を入れること。その人が来なければ工事をしない、そう賃貸不動産業者に伝えアレンジを頼んだはずでした。しかし、AC作業者しか時間になっても来ない!夕方それらしき人が来たのですが、メンテナンスマネージャーだったため、大家の代理人ということがわからず、この日は工事ができませんでした。
■AC設置担当者来訪3回目
夫に言われて、入室者全員の名前・電話番号・会社名・写真をすべて記録しました。この日は、賃貸不動産業者の現場担当者、アパートのメンテナンスマネージャーも来て、総勢5名集まりました。
いつものようにダラダラとあーだこーだ話をした後に、設置場所は大家の指示通り木製カバーのかかった場所の一つになりました。というか、最初からそこでしょ、と思うのですが。
そしていよいよカバーを外すことに。そのカバーの外し方といったら、殆どぶっ壊す、に近い様子。そして、案の定、カバーの付いている壁の一部が見事に破壊されました。
写真は床に散らばった破片。(破片が飛ぶので撮影できず)
木製カバーを取り外す瞬間を動画に撮りました。壁の塗装が一緒に崩れ落ちてます、、、。
インドでは、商品に付いているシールにしても、スーパーのレジの人のビニール袋の袋の止め方にしても、外す時に外しやすくという配慮は通常見られません。ここでも、そのように外して後でカバーが必要になることはないか?ということは一切考えないようでした。
そして、カバーを開けて配管を確認すると、銅パイプの一部が破損しており、部品の追加手配が必要になったため、工事はそこで中断しました。
■AC設置担当者来訪4回目
賃貸不動産業者の担当者は基本的には私の質問にダイレクトに返答しません。例えば、工事にかかる時間は何時間か?私は2時から5時までの間ならOK。と書くと3時開始でアレンジしたとだけ返答が来て、最初の質問の返事はありませんでした。
その代わり、新たに手配した銅パイプのお金を一時的に支払う必要がある、と自分の用事だけは繰り返し言います。
もし日本人なら、「3時間ですと工事時間が足りませんので、翌日の朝から1日かけて実施してはいかがでしょうか?」などと返答するのが一般的ですが、そういう提案は彼女の対応からは皆無です。
この日集まったのは、アパートのメンテナンス担当者とAC設置業者のみ。アパートのメンテナンス担当者では役不足だなぁと思いつつ作業開始。と、エアコンの設置位置を木製カバーの位置から90度のところにあえる壁にする、というのです。なんと、壁に新たに穴を開け、そこに配管を通すとのこと。AC設置業者はドリル好きなのでしょうか?
新たに提案された内容はもちろん大家の知る由もないので、慌てて賃貸不動産業者に電話して確認するよう指示しました。私の質問に答えない女が私に変われと言い、ごちゃごちゃ言うので、(正直電話だと50%くらいしか聞き取れない)ディテールはわからないから大家と話をして決めてくれ、としらを切りとおしました。
確認のために待つまでもなくOKになり工事は進みます。本当に大丈夫なのだろうか?
エアコン設置なのに、ほぼ内装工事。
動画は配管用の穴をドリルで開ける様子。
複数の穴を開け、それを一つにするかたちでパイプが通る穴を開けます。
開けた穴にドリルを挿し、反対側のメイドのバスルームから穴の様子をチェックしています。
この日は室内の機器が設置出来たところで時間切れになり、一旦終了してもらいました。
賃貸業者のお嬢に翌日再訪のアレンジをするようメールを送りましたが返事無し。
■AC設置担当者来訪5回目
この日はAC担当者しかやってきませんでした。もう面倒なので工事を進めてしまいましたが、監督者が、最初は2時に来ると言い、その後3時に来ると言い、3時半になっても来ないので、仕方なく、来ないなら工事を中断すると言いました。
今日は室外機の設置。アパートの配管ダクトは外と通じており、およそ20階近く吹き抜けになっているところに、各階にメンテナンス用の島が設けてあり、そこに飛び乗って工事します。とても危険な作業です。彼らが裸足でヘルメットもせず行っているのが信じられない。
↓この段差を飛び越えていました!
結局誰も来ないので再度連絡すると、メンテナンス・マネージャーに連絡してくれ、彼が仕事をチェックすることになりました。
配管を通路に合わせてカット、クッション材やテープでくるんで仕上げ、それを通していきます。
管が通され室外機が設置されている様子。 室内機・室外機は本日終了になりそうです。
あとは、破壊された部分の補修のみ、、、。
この後どうなったかは、後日またご報告したいと思います。
追記:設置工事が終わり、工事の完了をチェックする責任者は来ませんでした。
購入した銅パイプの請求書をもらうはずでしたが、設置担当者は持っていませんでした。その代わりに、別の場所に私が請求書を取りに行く必要があると言います。
工事を頼んだのは大家なので、私がそのために外出することはできないと伝えると、誰かに電話した後、今度は自分が請求書を発行すると言います。ついてはペンを貸してくれとと。
先ほど請求書を取りに来いと言われて不愉快な気持ちになっていたため、大人げないのですが嫌だと答えてしまいました。再度オフィスに電話をして、彼はそのまま帰ることに。
やはり、工事は、責任者がいないのに進めてはいけないなぁと感じました。そうしないと、作業者は全体を理解しておらず自分の作業さえ終われば完了だと思い込んでいるので話にならないし、顧客と業者の力関係も読めないので、一般的には客に言わない事(請求書を取りに来いとか)を平気で言うからです。
ダメージを受けた個所が修復されていないので、エアコン設置はまだ完了していない、というのがこちらのスタンス。今日はもう賃貸不動産業者の担当者は帰ってしまったようなので、明日、電話を入れます。は~。今日は疲れて夕食を作る気分にもなりません。
↓何事も時間のかかるインド。バンガロールに建設しているホテルに勤務している人がもう7年もかけて作っていると言っていました。工期が延びて銀行から催促が来るらしい。エアコン設置ひとつにしてもこの調子ですから、巨大なビルともなればマネージメントはさぞかし大変でしょう。
彼らが壊した木製カバーや壁がきちんと補修されるのか?!応援クリックよろしくです。
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やっと取りつけることになったのですが、その設置場所などを巡り事態が二転三転し、まだ完結しないまま、、、。
その大まかな内容と流れを記録しておきたいと思います。日本ならば、おそらく1日で終わってしまう内容だと思いますが、さすがインド、日本の常識では考えられない程、物事の進み方が遅いです。
■AC設置担当者来訪1回目
エアコンの設置業者(作業者風の男性2名)がどこに取りつけるか見に来ました。
設置するエアコンの現物は2日前に配達されています。
部屋には、本来エアコン用の配管が有る場所に木製のカバーが取り付けてあり、同アパートの他の部屋ではエアコンがそこに設置してあったという内情を、私は夫から事前に聞いていました。私は、AC業者も当然そういった構造上の事情を理解しているものと思っていました。
ところが、何を思ったのかAC担当者、木製のカバーの話をしたにもかかわらず、別の壁に穴を開けてそこに付けるべきと言いだしました。ん????おかしいぞ。ちょっと待って!
慌てて夫に電話し、指示を仰ぎます。夫の意見は、「ACを依頼したのは大家。こちらからどこに設置するかということは一切言わない」とのこと。賃貸不動産業者に電話してもらい、大家の判断で決めてくれと言うと、木製カバーのうちの1か所に設置してほしいとのことでした。
この日は結局、場所をあーだこーだ言っただけで帰っていきました。
■AC設置担当者来訪2回目
私たちはあくまで賃貸入居者のため、大家の代わりに工事を確認する人を入れること。その人が来なければ工事をしない、そう賃貸不動産業者に伝えアレンジを頼んだはずでした。しかし、AC作業者しか時間になっても来ない!夕方それらしき人が来たのですが、メンテナンスマネージャーだったため、大家の代理人ということがわからず、この日は工事ができませんでした。
■AC設置担当者来訪3回目
夫に言われて、入室者全員の名前・電話番号・会社名・写真をすべて記録しました。この日は、賃貸不動産業者の現場担当者、アパートのメンテナンスマネージャーも来て、総勢5名集まりました。
いつものようにダラダラとあーだこーだ話をした後に、設置場所は大家の指示通り木製カバーのかかった場所の一つになりました。というか、最初からそこでしょ、と思うのですが。
そしていよいよカバーを外すことに。そのカバーの外し方といったら、殆どぶっ壊す、に近い様子。そして、案の定、カバーの付いている壁の一部が見事に破壊されました。
写真は床に散らばった破片。(破片が飛ぶので撮影できず)
木製カバーを取り外す瞬間を動画に撮りました。壁の塗装が一緒に崩れ落ちてます、、、。
インドでは、商品に付いているシールにしても、スーパーのレジの人のビニール袋の袋の止め方にしても、外す時に外しやすくという配慮は通常見られません。ここでも、そのように外して後でカバーが必要になることはないか?ということは一切考えないようでした。
そして、カバーを開けて配管を確認すると、銅パイプの一部が破損しており、部品の追加手配が必要になったため、工事はそこで中断しました。
■AC設置担当者来訪4回目
賃貸不動産業者の担当者は基本的には私の質問にダイレクトに返答しません。例えば、工事にかかる時間は何時間か?私は2時から5時までの間ならOK。と書くと3時開始でアレンジしたとだけ返答が来て、最初の質問の返事はありませんでした。
その代わり、新たに手配した銅パイプのお金を一時的に支払う必要がある、と自分の用事だけは繰り返し言います。
もし日本人なら、「3時間ですと工事時間が足りませんので、翌日の朝から1日かけて実施してはいかがでしょうか?」などと返答するのが一般的ですが、そういう提案は彼女の対応からは皆無です。
この日集まったのは、アパートのメンテナンス担当者とAC設置業者のみ。アパートのメンテナンス担当者では役不足だなぁと思いつつ作業開始。と、エアコンの設置位置を木製カバーの位置から90度のところにあえる壁にする、というのです。なんと、壁に新たに穴を開け、そこに配管を通すとのこと。AC設置業者はドリル好きなのでしょうか?
新たに提案された内容はもちろん大家の知る由もないので、慌てて賃貸不動産業者に電話して確認するよう指示しました。私の質問に答えない女が私に変われと言い、ごちゃごちゃ言うので、(正直電話だと50%くらいしか聞き取れない)ディテールはわからないから大家と話をして決めてくれ、としらを切りとおしました。
確認のために待つまでもなくOKになり工事は進みます。本当に大丈夫なのだろうか?
エアコン設置なのに、ほぼ内装工事。
動画は配管用の穴をドリルで開ける様子。
複数の穴を開け、それを一つにするかたちでパイプが通る穴を開けます。
開けた穴にドリルを挿し、反対側のメイドのバスルームから穴の様子をチェックしています。
高さが足りないため、室外機の上に脚立を乗せてカバー。
あるものは何でも利用するのがインド風。笑)
この日は室内の機器が設置出来たところで時間切れになり、一旦終了してもらいました。
賃貸業者のお嬢に翌日再訪のアレンジをするようメールを送りましたが返事無し。
■AC設置担当者来訪5回目
この日はAC担当者しかやってきませんでした。もう面倒なので工事を進めてしまいましたが、監督者が、最初は2時に来ると言い、その後3時に来ると言い、3時半になっても来ないので、仕方なく、来ないなら工事を中断すると言いました。
今日は室外機の設置。アパートの配管ダクトは外と通じており、およそ20階近く吹き抜けになっているところに、各階にメンテナンス用の島が設けてあり、そこに飛び乗って工事します。とても危険な作業です。彼らが裸足でヘルメットもせず行っているのが信じられない。
↓この段差を飛び越えていました!
結局誰も来ないので再度連絡すると、メンテナンス・マネージャーに連絡してくれ、彼が仕事をチェックすることになりました。
配管を通路に合わせてカット、クッション材やテープでくるんで仕上げ、それを通していきます。
管が通され室外機が設置されている様子。 室内機・室外機は本日終了になりそうです。
追記:設置工事が終わり、工事の完了をチェックする責任者は来ませんでした。
購入した銅パイプの請求書をもらうはずでしたが、設置担当者は持っていませんでした。その代わりに、別の場所に私が請求書を取りに行く必要があると言います。
工事を頼んだのは大家なので、私がそのために外出することはできないと伝えると、誰かに電話した後、今度は自分が請求書を発行すると言います。ついてはペンを貸してくれとと。
先ほど請求書を取りに来いと言われて不愉快な気持ちになっていたため、大人げないのですが嫌だと答えてしまいました。再度オフィスに電話をして、彼はそのまま帰ることに。
やはり、工事は、責任者がいないのに進めてはいけないなぁと感じました。そうしないと、作業者は全体を理解しておらず自分の作業さえ終われば完了だと思い込んでいるので話にならないし、顧客と業者の力関係も読めないので、一般的には客に言わない事(請求書を取りに来いとか)を平気で言うからです。
ダメージを受けた個所が修復されていないので、エアコン設置はまだ完了していない、というのがこちらのスタンス。今日はもう賃貸不動産業者の担当者は帰ってしまったようなので、明日、電話を入れます。は~。今日は疲れて夕食を作る気分にもなりません。
↓何事も時間のかかるインド。バンガロールに建設しているホテルに勤務している人がもう7年もかけて作っていると言っていました。工期が延びて銀行から催促が来るらしい。エアコン設置ひとつにしてもこの調子ですから、巨大なビルともなればマネージメントはさぞかし大変でしょう。
彼らが壊した木製カバーや壁がきちんと補修されるのか?!応援クリックよろしくです。
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