2013年12月10日火曜日

建前の罪

先日日本に帰りましたが、その際に友達に何か日本のお土産で欲しいものがあるか聞きました。
たぶん日本人なら、何が欲しいか訊いても、荷物になるし別にいらないよ、と答えるのことが多いと思います。これがほしいと指名できるのは、本音で物が言える親しい仲の人ですよね。

私は自宅に呼んだり呼ばれたりしたことのある外人3名に上記の質問をしましたが、見事にお金を出すから物を買ってきてくれと指定されました。そう、建前の質問は外国人には通用しないのです。

3名のうちの2名は軽いかさばらないものだったのでOKだったのですが、その中に餅粉1キロを指定した方がいて、値段も高いし少ない量なら運べるけどと言ったところ絶交の対応を突き付けられました。彼女の言い分は私が先にオファーし、もし餅粉を持参したらその餅粉で作れる料理を教えるという条件をつけたのに、少ない量で利益を得ようとする根性も気に入らないし(意訳)、以前食事に誘ったのも断られたので、あなたとの関係は投資に値しないと判断したということでした。

1年で1度のみの帰国・エコノミーの限られた荷物・夫は外資系勤務で通常の食料送付サービス無しという、シビアな状態で1キロは入れられる荷物の重量制限の5%に相当します。つまり、仮に半年に1度しか買出しに行かないとすると10日分に該当する量です。

電話の繋がりにくい家に住んでいるので、電話で弁解することもできず、メールでやりとりして私の英語力が問題で何らかの誤解があったと説明しました。でも、購入した餅粉1袋(小)は要らないと言われ、1月に帰国を控えた彼女にもう二度と会うことはないでしょう。

週1で集まってエッグ・カラーリングを楽しんだ仲だっただけに少なからずショックでしたが、彼女は私だけでなく他の人とも揉めていたので、ちょっと尖ったタイプの人間なのかもしれません。私はあまりフレンドリーではありませんが、お土産の内容で友人を選んだりしません。その辺の価値観が違うため、彼女のように交渉の余地のない場合、受け入れられないのなら仕方がないと思うしかありませんでした。それにしても、All or Nothing ってこういうことか?と思いました。

確実に買ってくるのでなければお土産がほしい?と日本人以外の人に訊いてはいけないのだと、骨身に染みた1日でした。

↓明日は笑顔でがんばろ~♪
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